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TOP TECHNOLOGY AIが担う最先端技術の現場に迫る。
2017.03.15 TECHNOLOGY

AIが担う最先端技術の現場に迫る。


そもそも人工知能(AI)って何?

人工知能(AI)とは、蓄積されたデータのパターンを基に、人間のような柔軟な判断や認識ができる知識をコンピュータに持たせたものである。昨今、IT業界にとどまらず多方面でよく耳にするようになって久しいワードだ。この技術の今後ますますの進歩により、我々はAIをより実用的かつ身近なものとして認識することになるだろう。

実際、AIは既に身近なものに使用され始めている。例えば、お掃除ロボットや、部屋の室温に応じて自動調整するエアコン、Googleをはじめとする検索エンジンもまた広義にはAIといえるだろう。AIというと、我々人間のように自ら学習してより高度なことを導き出すものと考える人も多いが、こういった身近なところで、その存在感が顕著になりつつある。

第三次AIブームの真っただ中

GoogleやFacebookなどの大手IT企業がAIの開発を進めている。現代は、まさしく第三次AIブームの真っただ中であるといえるが、その歴史は熱狂と冬の時代との繰り返しであった。

まず、第一次ブームは1950年代後半から1960年代まで遡る。このときはチェスや数学の定理を証明するAIが登場し、注目を集めた。1980年代には第二次ブームを迎え、人間の脳神経回路をまねしようとするアルゴリズム「ニューラルネットワーク」が話題に。また、コンピュータに知能を組み込むことで、医療診断や法律の解釈など様々なことができるようになった。

様々な分野に実用化されるAI

AIは、ビッグデータ分析や知識を蓄え、学習・成長していくことができるが、意外な実用例もある。ここではその実用例について紹介する。

りんな
MicrosoftがLINEを通して提供している、女子高生AI「りんな」と会話できるサービス。会話するたびに知識が蓄積されて、様々な会話に対応できるようになる。暇なとき、ちょっと相談したいとき、寂しいとき…いろいろな場面でホンモノの女子高生と話しているかのような多彩なやりとりが楽しめる。

VR面接
転職サービスDODAの企画のひとつで、VRとAIを組み合わせて面接練習ができるというサービス。就活や転職に向けて、より実践に近い面接練習を手軽に行いたいという人向けで、ヴァーチャル空間の坂本龍馬に疑似面接してもらえるなどユニークな体験ができる。

SENSY
カラフル・ボード株式会社が提供するアプリ。自分の好みに合ったファッションを自動で選んでくれる。服だけでなくコーディネートまで提供してくれるので、新しい服選びで困っている人にはオススメのサービスである。

さらに、この他にも将棋などのゲームを始め、近年、医療分野など様々な分野に実用化されつつある。

IBMのAI「Watson」はゲノム解析に特化しており、ガンの治療に役立つのではないかといわれている。他にも患者のデータや、臨床医療に関するデータなどの管理にAIの活用が始まっている。これにより、診断もより正確になり、医師たちの手助けになっているようだ。

また、SoftBankがフランスの企業、アルデバランロボティクスと共同開発した「Pepper」も、ますます注目が集まっている。接客業務に適しているPepperは、ショッピングセンターや店舗に設置され、受付や窓口係として日々人に接することで多くの人の表情や声からデータを蓄積。集められた経験値やパターンをクラウドAIが学んでいくことで感情の認識をも可能にしている。

人間との上手な共存が今後のテーマ

AIが、人間を超越する危険性があるとして、懸念する声が広まってきたということが、逆に現代が第3次AIブームとなった要因として考えられる。SFの世界などでも、人間が機械に支配されるというスト―リーを描いたものが多く、現代におけるAIの急激な進歩も、そういった危険性を煽る存在として危惧する声があがっているようだ。

今後はAIを開発する上での倫理上の問題も顕在化してくるだろう。そういった課題も踏まえて、慎重に開発をする必要があるといえよう。


<参考・参照元>
人工知能の仕組み インフォグラフィックでわかりやすく解説#01|CATALYST 
DODA 未来の面接プロジェクト「VR面接」|面白法人カヤック