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2017.06.12 TECHNOLOGY

いまクラウドに求められているのはオンプレミスと変わらぬ運用

エンタープライズITの領域では、プライベートにせよパブリックにせよクラウドの利用が一段と進むようになってきているが、普及が進むにつれてその利用を阻む問題や課題といったものも顕在化してきている。

導入の初期段階ではあまり問題とされてこなかった部分も、本格的に高度な利用を考えるにあたって、解決しなくてはならない様々な要件が増加しており、クラウドを提供する事業者もより高いレベルでの顧客へのサービス提供が求められるようになってきているのだ。

IaaS事業者が提供するサービスは様々な制約が存在

現在市場でIaaS中心のサービスを提供している事業者を見渡してみると、確かに一定の条件を満たしたワークロードはクラウド上で実行可能となっているところが多い。しかし、クライアント企業が既にオンプレミス上で抱えている全てのワークロードの実行を許している事業者は非常に限られているのではないだろうか。

また既存のツールやプロセスの拡張についても制限が加えられるケースが多く、とくにセキュリティ面ではユーザー企業の十分な満足が得られないケースも出始めている。欧米ではすでにかなりの普及が進んできているパブリッククラウドの領域でも、オンプレミスとの連動に多くの制限が設けられている。積極的にクラウドの利用を考えて検討段階に入った企業ほど、その期待を裏切られる状況になっていることは間違いない。市場はすでに既存のオンプレミスベースでのIT運用と同様のレベルのものをクラウドに求め始めているのだ。

オンプレミスとIaaSを真にシームレスで使えるサービスが必要


すべてのITワークロードをクラウド上で実行可能にすることができれば確かに問題はない。だが、現実的にこれが実現できたとしても、全部のアプリケーションをパブリッククラウド上だけで実行することができないのもまた事実だ。